透析室災害対策
2011年3月11日、東日本大震災が起こりました。
当院ではこの震災の経験を忘れないために透析室災害対策の勉強会をスタッフ・患者さんを交えて行いました。
当院の災害対策について
①震度別透析室被災予想
栃木県を震源とする最大震度5強の地震が透析中に起こったと想定し、透析室の被害状況について検証。
②当院透析室の災害対策
院内での災害対策の取り組みについて
・コンソールのキャスターはロックしないでフリーにしておく
・透析ベッドのキャスターは床面に固定せず、ロックだけにしておく
・機械室内の各機械も、附属の固定器具を使用して多少の揺れでは動かないように設置する。
・透析液供給装置及びRO装置と機械室壁面との接続部はフレキシブルチューブを使用
③災害時伝言ダイヤル概要、操作方法、訓練日時について
毎月1日の午後3時から災害時伝言ダイヤルを用いた災害時情報伝達訓練を行なっております。
操作方法については、 こちらを参照ください。
④災害時人工透析患者カードについて
・災害時人工透析患者カードというクレジットカードと同じ大きさのカードを作成しました。
各患者さんの透析に必要な条件が記載されていますので、お財布などに入れ常に携帯して下さい。
また、災害時他の病院で透析を行なう場合そのカードを提示して下さい。
透析条件(ダイアライザーやドライウェイト)などが変更している場合がありますので、月初めの透析の際にテーブル上に出しておいてください。技士が変更点を確認し訂正します。